歯周病の症状と予防

 

 歯磨き、生活習慣見直して

 歯周病とは、歯と歯肉の境にたまった歯垢(しこう)の中の歯周病菌が歯の周りの組織に炎症を引き起こしていく病気です。

 歯周病になると歯肉が赤くなり、血が出たり、腫れたりします。進行すると歯肉から膿(うみ)が出て、口臭がしたり、歯が動いてかみにくくなったりします。以下に歯周病のチェック項目を挙げます。

 ①歯磨きすると歯肉から血が出る②歯と歯の間に食べ物が挟まる③口臭がする④歯肉を押すとぷよぷよした所がある⑤歯肉が赤くなって腫れた感じがある⑥歯肉に痛みがある。

 いかがでしょう、6項目のうち二つ以上当てはまる人は、要注意といえます。

 歯周病の予防法ですが、ポイントが三つあります。一つ目は、「丁寧な歯磨き」により歯垢を除去することです。毎食後に磨くことが大切ですが、特に1日1回は10分間ぐらい時間をかけて念入りに行うことが大切です。

 二つ目は、「適切な生活習慣」です。不規則な食生活、口で呼吸したり歯ぎしりをする習癖、喫煙など歯周病を進行させる生活習慣を改善しましょう。

 三つ目は、「定期的な歯科健診」です。普段の歯磨きのチェックや、歯石を取るなど歯科医療の専門家によるクリーニングが必要なこともあります。

(県歯科医師会)