歯並びの相談
よく話し合うことが大切
Q 矯正歯科治療を始めるまでの流れについて教えてください。
A まず、最初に電話などで予約を取って、受診します。そこでは、患者さんが一番気になっているところや、どこをどう治したいのか、などの希望を聞きます。こちらから見た治療の方向と、患者さんの希望が違っていると困るからです。そこでよく話し合うことが大切です。そして、歯並びのチェックが済んだら、治療にかかるおおよその期間や費用について矯正歯科治療の概略を説明してくれます。
Q この初診の段階で疑問や不安を抱いていれば、相談や質問をすればいいんですね。
A そういうことですね。それから検査を希望すれば、顔や口の中の写真、レントゲンや歯型をとります。セファロと呼ばれる、顔の形と歯、骨の位置が同時に分かるレントゲンを撮ったりもします。
Q 相談から診断までかなり時間がかかるのですね。
A そうですね。一度治療を開始すると、お互い長いお付き合いになりますので、じっくり話し合う必要があります。近年では、セカンドオピニオンを進める医療機関も珍しくありません。
Q セカンドオピニオンについて教えてください。
A これは、最初に相談した医師とは別の医師(別の医療機関)の意見も聞いて治療方法を聞くということです。先生の考え方によっては、治療の開始時期や治療方法についても大きく異なるからです。
Q なるほど、治療方法は常に一つとは限らないので、複数の先生に相談をすることも大切なのですね。
(県歯科医師会)