口腔ケアで命を守る

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 口の中清潔保ち肺炎防ぐ

 先日、桂宮さまが唾液などが誤って肺に入ることで起こる誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐため、気管をふさぐ咽頭閉鎖手術を受けられたと報道されました。

 誤嚥性肺炎とは、食事中や寝ている間に、唾液と一緒に細菌や食べたものがいつの間にか肺の中に飲み込まれて、発熱を繰り返してしまうものです。

 口の中を清潔にする口腔(こうくう)ケアは、細菌の感染による発熱が減り、肺炎予防に効果があることが確かめられています。

 口の中をきれいにすると口臭がなくなり、コミュニケーションもしやすくなります。また、味も分かりやすくなり、おいしく感じられ、食欲も出てきます。栄養状態が良くなれば、笑顔も増え体力も増します。

 高齢者や有病者は、抵抗力が少ないので、日ごろの口腔ケアは大切です。特に、夕食後(就寝前)の口腔ケアは重要です。寝ている間は口の中の細菌が繁殖しやすいので、その前にきれいにしておくことが効果的です。

 また、口腔ケアは細菌を減らすだけでなく、口の中を刺激し続けることで、口の周りのリハビリテーションにもなります。口腔機能がアップすることで、誤嚥は確実に少なくなり、感染症も減ります。

 全国的に高齢者の死因のトップは肺炎です。おいしく食事することができ、「さっぱりして気持ちがいい」という経験を通じ、口腔ケアの大切さを分かってほしいものです。

(県歯科医師会)