口の中の痛み

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 状況整理し医師に伝える

 歯や歯ぐきが痛くて歯科医院に行ったとき、どう伝えてよいか困ったり、原因不明と言われたことはありませんか。ひと言で痛いといっても、その原因は一つではありません。痛みの原因を探るためには〈1〉いつから痛いのか〈2〉どこが痛いのか〈3〉どんな痛みか〈4〉持続時間と強さ〈5〉時間的特徴〈6〉頻度〈7〉増悪または軽減因子の有無〈8〉随伴症状の有無--を把握する必要があります。

 痛みの種類は、鈍痛(にぶい、締め付けられるような痛み)・鋭利痛(針で刺されるような痛み)・拍動痛(ドクンドクンとした痛み)・誘発痛(刺激で痛い)・咬合(こうごう)痛(かむと痛い)・打診痛(たたくと痛い)などと表現されます。

 痛みの持続時間は痛くなってから一度治まるまでを、秒・分・時間・日で表します。強さはNRS(10段階中の位置)やVAS(10センチの線上に×印を付けてその長さを測る)などの方法で表します。時間的特徴は朝・就寝時など痛くなる時間帯を、頻度は1日や1週間に何回痛みを感じたかなどと表します。増悪因子とは、例えば「温めると痛くなる」などのことで、軽減因子とは「冷やすと楽になる」などです。随伴症状とは痛いときに一緒に出てくる症状のことで、例えば歯が痛くなると鼻水やせきが出るなどという状況をいいます。

 歯科医院を受診したとき、状況を整理して伝えていただけると、正確な診断に基づいた処置を行うことができ、早く痛みを取り除くことが可能となります。

(県歯科医師会)