かみ合わせ改善に効果

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機能的顎矯正装置 

 矯正治療にはマルチブラケット法のように術者が調節することで治療を進める方法と、患者さん自身が装置を使用することで治る治療法(術者による微調整は必要)に二分されます。後者にはさまざまな装置がありますが、その代表例の一つとしてバイオネーターがあります。

 バイオネーターは針金とプラスチックでできたモノブロック状の取り外し可能な矯正装置で、主に上顎前突(じょうがくぜんとつ)や過蓋咬合(かがいこうごう)(深いかみ合わせ)の改善に優れた効果を発揮します。この装置は口の中に入れておくことにより、かむ力(主に咬筋(こうきん))を利用し歯や顎(あご)に力が伝わります。その結果、上の前歯を後方へ移動させ、また成長期の人では下顎の前方への発育をも促します。これが機能的装置といわれるゆえんです。

 成人ではほぼ歯の移動による改善しか望めませんが、成長期においては根本的に顎の変化、すなわち顔の形(プロフィール)そのものの変化が期待できます。

 使用は主として夜間寝る時ですが、長時間使用の方が変化量が大きいため、家にいる時や学校で使う場合もあります。最適な適応年齢は成長期、すなわち8、9歳から15歳頃となります。

 バイオネーターの最大の利点は、自然に顔の形やかみ合わせを変えられることと上顎前突改善のための永久歯の抜歯(小臼歯(しょうきゅうし)4本が基本)を避ける確率が高くなることです。(県歯科医師会)