診断や治療に放射線利用 

 
診断や治療に放射線利用

 病院では診断や治療のために放射線が用いられます。レントゲンやCT検査は受けたことがある方も多いかと思います。これらは、身体の外側から放射線を浴びせて、その先にあるフィルムを感光させて画像を作ります。

 胸のレントゲンでは1回約60マイクロシーベルト(0.06ミリシーベルト)、胸のCTでは約7000マイクロシーベルト(7ミリシーベルト)ほど、「外部被ばく」することになります。

 そのほかに、糖分に放射性物質をくっつけた物質を飲んでもらい、がん細胞が糖分を良く取り込むことを利用して、がんを見つけようとするPET検査というものもあります。この検査では「内部被ばく」することになります。

 ちなみにホールボディーカウンターは、大きな検知器を身体に近づけて、身体から漏れ出る微量の放射線を拾い、身体の中にある放射性物質を見つける機械です。なので、この検査で放射線を浴びることは「全く」ありません。