身体への影響は量の問題 

 
身体への影響は量の問題

 体の外から放射線を浴びることを「外部被ばく」、体の中に放射性物質を取り込むことで放射線を浴びることを「内部被ばく」と呼びます。この「外部被ばく」と「内部被ばく」の合計量が身体に影響を与えます。

 よく「内部被ばく」は危ないという人がいますが、どちらが危ないということではなく、結局は量の問題です。同じ土俵で、この二つを比べることができるようにシーベルトという単位が使われ、その値の大小で影響度を比較することができます。

 外部被ばく100ミリシーベルト、内部被ばく1ミリシーベルトなら、その数の示す通り、外部被ばくの方が、影響が大きいことになります。

 今回の事故後、汚染食品の封じ込めの効果もあり、現在は新たに起こった被ばく全体のほとんど(少なくとも90%以上)が外部被ばくから起こっていることが分かっています。