水の汚染はほとんどない

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 土の中に放射性セシウムがあると、植物は栄養分と間違ってそれを吸収し、結果として汚染が起こってしまいます。それに対し、土壌の除染・耕し方・肥料の種類・育て方の工夫などさまざまな対策や努力が農作物の汚染をおさえています。

 せっかく除染した田んぼに水を引くと、また汚染されないだろうか。という声を聞くことがあります。

 ただ、セシウムは土にぴったりとくっつき、水そのものにはほとんど含まれません。水を引く際に底にたまった泥が舞い上がり、水が濁るような場合には泥についた放射性セシウムがごく微量に検出されることもありますが、ため池やダムの水自体を検査しても、ほとんど汚染が見つかることはありません。

 事故後初めて水を引くような場合や、水を引いて泥がたまってくるような場合には、用水路周辺の泥やこけなどの汚れを取り除くとさらに安全性が高まるとは考えられます。しかしこれまでのところ、除染した場所に水を引いて、再び広い範囲で汚染が起こったという報告はありません。