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 【 家庭でできる応急処置TOP
平成20年6月6日
渡辺信雄 医師       
子どもの急病やけが(前編)
電話やホームページ活用を

 子育てをしていて、最も大変なのが子どもの急病やけがだと思います。日中、医療機関が診療中であれば、かかりつけや最寄りの医療機関に早めに相談したり、受診しておくのが最も大切ですが、夜間に子どもの具合が急に悪くなったときに、家庭での応急処置や救急医療機関を受診した方が良いか、救急車を利用した方がよいかなどをアドバイスしてくれる便利な情報源があります。
 (1)#8000 県こども救急電話相談です。平成19年7月から本県でも開始された事業で、県内に在住あるいは滞在している方が対象です。毎日、午後7時から翌朝午前8時まで携帯電話やプッシュ回線の固定電話は短縮ダイヤルで#8000番、または024・521・3790番で受け付けています。専門機関の看護師や医師が家庭での対応の仕方や、受診についてのアドバイスをしてくれます。最寄りの救急医療機関についても案内してもらえることになっています。料金は無料ですが、電話代は自己負担となります。
 (2)ホームページ 県「子どもの救急についてのホームページ」が開設されています。県小児医療確保方策検討会が作成した「子どもの救急について」を見ることができます。また、日本小児科学会でも「ON LINE QQこどもの救急ホームページ」を開設しており、症状からチェックボックスで選び受診や救急車の利用が必要かどうか対処方法を教えてくれます。ともにダウンロードできますのでご家庭に備えておくと便利です。
 (3)中毒110番 薬や異物を誤飲した場合に、ダイヤルQ2で1件につき315円の有料で相談してくれます。大阪は0990・50・02499番で年中無休です。たばこ専用電話072・726・9922番もあり、無料でテープによる情報提供をしてくれます。
(県医師会会員)
=次回(後編)は20日付掲載。

 



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