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【生活習慣病TOP】
◇健    康    <2006.12.7>
あなたは大丈夫?生活習慣病 肥満をなくそう

 正しい減量に挑戦を

 肥満に糖尿病や高血圧、高脂血症が合併していると、心筋梗塞や脳卒中の危険性が大きくなります。たとえ、理想体重まで減量できなくても、2、3キログラム減らすだけで、内臓脂肪が減り、体調がよくなってきます。肥満の人は、次の方法で減量に挑戦してみましょう。

 食事の前に生野菜を

 3度の食事の前に、生野菜(特にキャベツ、キュウリなど)をゆっくりとよくかんで「腹いっぱい」になるまで食べます。生野菜が食べにくいということで、ゆでて食べたり、ミキサーで野菜ジュースにして飲んだりすると効果がありません。野菜や海藻などの食物繊維を十分とると、糖質や脂肪の吸収を遅くする効果があり、満腹感が持続します。

 生野菜には、油が含まれているマヨネーズやドレッシングなどは使わないで、レモン汁やポン酢などをかけてみましょう。

 糖分や油類控えめに

 タンパク質は不足しないように十分にとります。目安として、豆腐半丁、魚(白身または赤味)を80グラム、肉(脂身の少ない赤味の肉)80グラム、鶏卵1個を食べ、牛乳コップ1杯を飲みます。調理には、油類や砂糖の使用量を少なくします。主食は、ごはんなら男性では茶わんに1杯、女性なら3分の2杯にします。パン食の場合には、男性なら食パン6枚切り1枚、女性は8枚切り1枚とします。果物は糖分が多いので食べ過ぎに注意しましょう。リンゴなら1個、またはバナナなら1本程度にします。糖分をたくさん含むジュース類などの清涼飲料水はさけて、お茶や水にしましょう。

 国民栄養調査などの結果から、高齢者の多くは、タンパク質や脂肪などの摂取が少なく、低栄養状態であることが示されています。このため70歳以上の高齢者は、減量をしないようにしましょう。

(県医師会会員・武田尚寿医師)
 

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