「やっとスタートできた」 浪江・鈴木新聞舗が朝刊配達『再開』

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営業再開で読者宅を訪問、あいさつする鈴木所長(右)

 東京電力福島第1原発事故で避難指示が続く浪江町で25日、福島民友新聞の朝刊配達サービスが再開された。福島民友新聞専売所「鈴木新聞舗」の鈴木裕次郎所長(33)は、5年10カ月ぶりの配達を終え、「やっとスタートできた。懐かしくほっとしている」と声を弾ませた。

 再開初日の同日、鈴木さんは午前2時ごろに南相馬市原町区の販売店に届いた新聞を受け取った後に浪江町の販売店に移動、その後約1時間30分かけて家庭や事業所に新聞を届けた。震災後初めての町内での配達に「人家の明かりがなくところどころ暗くて、震災と原発事故で様変わりしてしまったなと感じた」と振り返る。

 一方で、配達中に町内をパトロールするパトカーなどと出合い「町民がいない町を守ってくれているんだ」と心強く感じた。

 町では、避難指示解除に向けた準備宿泊が行われている。避難指示解除後は、町民の帰還や事業再開などが進んでいく見通しだ。「実際に配達してみないことには、町の様子は分からなかった。後ろ向きに考えたらきりがない。前向きに積極的に取り組んでいきたい」と改めて誓う。

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