日本酒「精一杯」初披露 福島の酒米、山口・酒造会社で醸造

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本県の酒米を使って完成した「精一杯」を持つ田中理事長

 福島市で収穫した酒米を山口県の酒造会社が醸造した日本酒が5日、同市で開かれた日本酒を楽しむ夕べで初披露された。日本酒の名前は純米吟醸酒「精一杯」。試飲した参加者から「甘口で飲みやすい」と評判で、3月下旬には福島市の酒販店などで販売される。

 東京都のNPO法人銀座ミツバチプロジェクト(田中淳夫理事長)が福島の農業復興につなげたいと企画。同市荒井地区の水田で昨年、酒米「五百万石」の栽培に取り組み、収穫した約1トンを山口県の永山酒造(永山純一郎社長)に持ち込み醸造、ようやく初の日本酒が出来上がった。

 イベントでは完成したばかりの「精一杯」を約320人の参加者が試飲。同市の阿部浩さん(73)は「甘口で飲みやすい。販売されたらぜひ買いたい」と気に入った様子だった。酒米の栽培に協力した安倍晋三首相夫人の昭恵さんからは「皆さんの思いがこもったおいしいお酒になっていると思う」とビデオメッセージが寄せられた。

 今年は720ミリリットル入り約3000本が完成。本県や東京都、山口県で販売する予定で同NPOの田中理事長は「販売はこれからだが、今年も福島のコメを使った日本酒造りに取り組みたい」と述べ、さらに栽培面積を拡大して今年も日本酒造りに取り組む考えを示した。

 福島市では3月25日から福島小売酒販組合の加盟店で1本2160円(税込み)で販売する。