根本さん、磐城高初の東大推薦合格 国際教育の道へ『第一歩』

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「国際機関の第一線で途上国の教育普及に尽力したい」と合格を喜ぶ根本さん

 昨年度から始まった東大の推薦入試の合格者が8日発表され、県内からは磐城高の1人が合格した。

 「教育開発学を学び、将来は途上国の教育普及に携わりたい」。狭き門を突破し、東大教育学部に合格した磐城高3年の根本直哉さん(18)=いわき市=は夢の実現に向けて歩みだした。昨年度から始まった東大推薦入試での同校合格者は初めて。

 中学、高校で生徒会長を務めた根本さん。平二中3年時には「いわき生徒会長サミット」に参加。議長となり、東日本大震災の支援への恩返しとして市内の中学生と共に寄付を呼び掛け、NPO法人と協力してタイのファイコン村に中学校を建設した。

 根本さんは世界中に学校に通えない子どもが大勢いる現実を見て、「平等に教育を受けられる世界を実現したい」という夢を抱いた。高校2年時には、タイで開かれた世界193カ国から1300人以上が集まった若者の国際会議に出席。海外の若者との意見交換を通じて発展途上国での教育普及について考えを深めた。

 推薦入試の面接では、これまでの活動経験を踏まえ、大学で学校制度や運営の在り方を比較研究し、将来は国連の教育機関で働きたいと訴えたという。

 古里への貢献も忘れない。大学では、本県高校生の教育支援を展開するサークルに入るつもりで、「福島の高校生たちに夢を与えたい」と夢を膨らませる。