伝統工芸で新商品 デザイン協力・コシノジュンコさんに聞く

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斬新なデザインで新たな魅力を吹き込んだ三春張り子を持つコシノジュンコさん

 本県の伝統工芸と世界的デザイナーのコシノジュンコさんらクリエーターが協力し、新商品を作り上げるプロジェクト「福島CRAFTS and PEOPLE」の完成商品発表会が9日、東京都南青山で開かれた。コシノさんは会場で福島民友新聞社などのインタビューに応じ「福島の工芸はいくらでも進展できる」とエールを送った。

 今回のプロジェクトにはコシノさんら5人のクリエーターが参加。漆器や焼き物、木製品、川俣シルク、和菓子など14社・団体の新商品を作った。ファッションとデザインを軸にした展示会「rooms」などでお披露目した後、各社が製品化を本格化し、春ごろの販売を目指す。

 「三春張り子」シャープなオブジェに

 ―最初に福島の工芸品に持った印象は。
 「どうしても民芸色が強く、現代的で都会的なイメージが弱いと感じた。でも、技術はしっかり持たれているのでデザイン次第で変わるなと思った。地震も原発事故も皆さんの技術は侵せない。誇りを持ってほしい」

 ―今回は会津木綿などのデザインを手掛けたがその手法は。
 「プロジェクト期間が半年だったので、現状を生かしながらデザインで表面的なものを変えて広がりを持たせた。格好良さを基本に形と色を対極的に配置するシャープな切り口でまとめてみた。例えば(三春張り子の)だるまは根本的にはだるまだが、デザインでいろんなインテリアに入るオブジェのようにしてみた」

 ―福島の工芸のさらなる発展に必要な姿勢は。
 「デザインができればあとは売り方だと思う。たくさんの人に見ていただくことが大事。どこかのブティックに置くのではなく、駅などで大規模に現代的に展示すれば良いのでは。可能性はいくらでもある。次の後継者のためにも自信を持って取り組んでほしい」

 ―福島の若い技術者や子どもたちにメッセージを。
 「未来ある子どもたちには、今回の作品のような明るいものを見て、なんだ福島っていいじゃないと感じてほしい」

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