希望に全員公認申請へ 福島県内民進系5人、合流手続き加速
10月10日公示、22日投開票の衆院選で福島1区から立候補を予定している前職の金子恵美氏(52)は30日、民進党が合流を目指す「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)に公認申請する意思を固めた。これにより県内選挙区で民進党公認での立候補を予定していた岡部光規氏(49)=2区、玄葉光一郎氏(53)=3区、小熊慎司氏(49)=4区、吉田泉氏(68)=5区=の5人全員が希望の党に公認申請する見通しとなった。
金子氏が30日、福島市で開かれた民進党福島1区総支部の拡大役員会終了後に明らかにした。これまで態度を保留していた金子氏だが、合流決定後、県連が新党の公認候補を支援する方針を決めたことを踏まえ「党本部や県連の方針に従い、戦う環境をつくる。安倍政権打倒のためにも大切な議席を守る」と強調した。
決断に至った経緯については「党員、サポーターとの信頼関係がある。最終的にこの場(拡大役員会)で党の方針に理解を示していただけた」と述べた。
ただ、小池氏が憲法改正や安全保障政策などで個別に候補者を選定する方針を示しており、5人全員が公認を得られるかは不透明な状況だ。
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