福島県内選管、準備急ピッチ 催しと重なり投票所確保に苦労

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休日返上で選挙準備に当たる県選管の職員

 10日公示の衆院選に向け、県内各選挙管理委員会の準備作業も最終段階に入った。9月28日の衆院解散後、急ピッチで作業を進めてきた県選管は3連休初日の7日も休日返上で立候補予定者の提出資料の確認などに追われた。

 秋のイベントなどの時期と重なる今回の衆院選で、各選管は投票所や啓発活動会場の確保にも苦労しており、"短期決戦"の余波は今後も続きそうだ。

 県庁本庁舎2階の県選管事務室では、7日朝から私服姿の職員が業務に当たった。通常5人の職員に応援職員3人を加えた8人が担当。公示まで残り3日となった7日は、立候補予定者が提出した選挙公報用の文書の確認作業に追われた。

 公示日までに誤字などがないか確認を済ませる必要があり、担当者は「間に合わないと候補者に不利益を与えてしまう。そんなことがあってはならない。非常に気を使う作業」と神経をとがらせる。

 県選管は投票用紙の発送や市町村選管を対象とした説明会を開くなど選挙全体を統括する役割を担う。6日には県内5カ所で立候補届け出のリハーサルを行い、一連の流れを確認した。

 3連休明けが公示日となるだけに、担当者は「立候補予定者も準備は佳境となり、投開票を担う市町村選管も大変な状況。休みという認識はない」と気を引き締める。

 3選挙控える会津美里 候補者ポスター掲示場所を変更

 会津美里町は、衆院選の投開票から2日後の24日に町長選と町議選が告示される。このため一時的に候補者のポスター掲示板を3枚設置する必要があるが、同町選管によると、十分なスペースを確保できず設置場所の変更を余儀なくされる場所も数カ所あるという。

 町選管によると、町内のポスター掲示板設置場所は144カ所。このうち一部で3枚設置すると民家の塀からはみ出すなどの理由で、場所を変更する必要があるという。同町は一部の投票所も変更する。

 衆院解散前に町長選と町議選の投票日が29日に決まり、投票所の高田公民館で29日に予定されていた芸能関係イベントを主催者に22日に変更してもらったが、今度は衆院選の投票と重なった。

 町選管は「2度も変更は求められない」と同公民館の貸し出しを決定。このため町内の一部地域の投票所が衆院選と、町長選、町議選と異なる事態になった。また、2週連続での選挙で、立会人の確保にも苦労しているという。