安倍首相、福島で『第一声』 衆院選・公示、田園広がる郊外で
衆院選が公示された10日、安倍晋三首相(自民党総裁)はあづま総合運動公園近くの福島市佐原で第一声を上げた。首相は希望の党や立憲民主党などの野党を念頭に「未来を切り開くのはブームやスローガンではない。政策こそ未来を切り開く」と強調。東日本大震災からの被災地復興の実績を前面に押し出し「誰が福島の復興をさらに進めることができるのか、誰に託すことができるのか考えていただきたい」と訴えた。
東日本大震災後、2012(平成24)年と14年の衆院選、13年の参院選でもそれぞれ本県で第一声を上げた。今回は中心市街地から離れた田園風景の広がる場所を選び、小さい木箱の演台で熱弁を振るった。応援を受けた候補者は演説で選定理由について「福島の田園風景を日本中に知ってほしいという判断だった」と説明した。
今回の第一声の会場には首相退陣を訴える市民団体なども姿を見せたが、大きなトラブルはなかった。
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