共産・志位氏、福島で街頭演説 野党共闘アピール、実績を強調
公明が支援する自民候補と野党共闘の無所属候補の一騎打ちとなった福島1区で、構図を示すような大物弁士による街頭演説が13日、福島市の中心市街地で行われた。
自民党前職の亀岡偉民氏の陣営は党内屈指の人気弁士・小泉進次郎筆頭副幹事長を投入、民進系無所属の前職金子恵美氏の応援には共産党の志位和夫委員長が駆け付けた。
街なか広場でマイクを握った志位氏は「東北は市民と野党の共闘が日本で一番進んでいる。昨年の参院選では東北6県全てで野党統一候補ができて、5県で勝ちましたよね。仙台市長選でも勝ちました」と、野党共闘の実績を強調しながら金子氏への支援を呼び掛けた。
共産党は「全県最大規模の街頭演説」と位置付けていたこの日の集会で野党共闘を効果的にアピール。遊説で不在の金子本人に代わって陣営幹部が登壇し、支援に感謝の言葉を述べた。
志位氏は原子力政策に関連し「安倍首相は福島市の第一声で原発の『げ』の字も言わなかった。3月11日の震災犠牲者の追悼式典でもそうだった」と指摘、「原発ゼロ、福島の全基廃炉の願いを託してほしい」と県民感情に訴えかけた。
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