自民・小泉氏、福島で街頭演説 震災で学んだことを国づくりに
公明が支援する自民候補と野党共闘の無所属候補の一騎打ちとなった福島1区で、構図を示すような大物弁士による街頭演説が13日、福島市の中心市街地で行われた。
自民党前職の亀岡偉民氏の陣営は党内屈指の人気弁士・小泉進次郎筆頭副幹事長を投入、民進系無所属の前職金子恵美氏の応援には共産党の志位和夫委員長が駆け付けた。
こむこむ前で午後2時ごろマイクを握った小泉氏は近くのビルの窓から顔を出す若者に「君たち受験生かい。今だけは勉強忘れて演説聞いていいからね。18歳から選挙できますから」と語り掛け、アドリブで無党派層の心を引き寄せた。
小泉氏は「選挙で問うべきは震災、原発事故で私たちが学んだことを国づくりに生かすこと」と強調。与党候補の亀岡氏を「もし負けたら日本の損失だ」と表現し、支持を訴えた。
陣営は小泉氏の高い知名度を活用し「小泉と亀岡の写真を撮って拡散を」と会員制交流サイト(SNS)などを使った周知を呼び掛けた。
また、小泉氏は原子力政策について「原発をなくしても大丈夫にしていけるかを考えるのに保守かリベラルかは関係ない」と述べた。
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