福島大生が政策『吟味』 模擬投票や公開討論で選挙意識を向上

 
自分の考えに最も近い候補者に1票を投じる参加者(左)

 同世代の若者に選挙での投票を身近に感じてもらう活動に取り組む「福大Voteプロジェクト」と日本青年会議所福島ブロック協議会は15日、福島大で模擬投票などを行い、参加した学生が選挙制度などに理解を深めた。

 投票啓発を目的に衆院選に合わせて行われ、同協議会のメンバーが女性の社会進出とエネルギー政策などをテーマにさまざまな公約を掲げる候補者役となり公開討論を実施。参加した同プロジェクトの学生7人が、政策に賛同する候補者に1票を投じた。

 模擬投票に参加した会田智恵さん(行政政策学類4年)は「いろいろな考えの人の話を聞き、自分に一番近い考えの人を選ぶ経験を積み重ねる大切さを感じた。衆院選でも自分の意思でしっかり選んで投票したい」と話し、同プロジェクトの代表を務める春菜孝明さん(同3年)は「当選後のあいさつで候補者が公約になかったことを話していたが、次の選挙を見据えて行動する大切さを感じた」と感想を述べた。