投票率「前回より上」 13陣営想定、当選ライン票読み本格化

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 衆院選の県内5小選挙区で議席を争う17候補の陣営は、投票率や当選ラインの「票読み」を本格化させた。福島民友新聞社の取材では、7割を超える13候補の陣営が投票率を「前回より上回る」と予想。当選ラインについても、投票率上昇の予想を背景に、ほとんどの陣営が前回当選者の得票を上回る目標得票数を設定している。各陣営は、勝敗の行方を左右する無党派層の浸透に全力を挙げる。

 【福島1区】金子恵美陣営は公示直前の野党再編などの動きで有権者の関心が高まり、投票率は上昇すると見る。亀岡偉民陣営は台風21号の影響で投票日は天候悪化が懸念されるとし、前回並みの投票率を予想した。

 【福島2区】根本匠、岡部光規両陣営は投票率を55%と想定。根本陣営は「新党登場は有権者の関心を高めたが、野党再編の動きが多少影響するのでは」、岡部陣営は「安倍首相の『1強政治』に有権者は批判を強めている」と上昇想定の理由を示した。西村恵美陣営は「60%超」とし、投票率の向上を期待。平善彦陣営は想定投票率について「具体的に決めていない」とした。

 【福島3区】橋本健二、上杉謙太郎両陣営は前回よりも投票率が若干上がると予想。玄葉光一郎陣営は前回と同程度から5ポイント程度上回ると見た。当選ラインは7万票前後~9万票台を想定した。

 【福島4区】渡辺敏雄陣営は「(改正公選法による区割り変更で4区に編入された)西郷村の投票率が下がる」とし、同村の有権者の浸透不足を懸念、全体としても前回を下回ると予想した。小熊慎司陣営は「12月に行われた前回選挙時よりも暖かいので、上がってほしい」と、投票率の上昇を期待。古川芳憲陣営は「国民の関心が高まっている」と分析し、上昇を予想。菅家一郎陣営も「激戦区として注目が集まっている」として前回を上回る投票率を見据える。

 【福島5区】吉野正芳、吉田泉両陣営は、投票率が前回よりもやや上がると予想。遠藤陽子陣営は50%前後と見ているほか、熊谷智陣営は「急な解散に有権者は戸惑っている」とし、前回程度またはやや下回ると分析している。