「衆院選」22日投票 福島県小選挙区、深夜にも大勢判明見通し
第48回衆院選は22日、投票が行われ、即日開票される。5年近くにわたる安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営に有権者が審判を下す。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から3度目の衆院選で、福島1~5区に立候補した17人は復興策や憲法改正を巡り論戦を展開した。県内では1286カ所で投票が行われ、22日深夜にも大勢が判明する見通しだ。
県内5小選挙区には自民が前職4人、新人1人、希望が前職2人、新人1人、共産は新人4人、社民は新人2人、維新は新人1人を擁立。民進の前職2人は無所属で立候補した。本県では連携する政党間で競合するなど、複数の選挙区では全国とは異なる構図で激しい選挙戦が展開された。
公示日に安倍首相が福島市で第一声を放つなど期間中、党首クラスが応援弁士として相次いで来県した。
1区は公明の支援を受けた自民前職と、民進、共産、社民の各県組織が支援する民進系の無所属前職による一騎打ち。2区では閣僚経験のある自民前職に希望、共産、維新の各新人が挑戦。3区は9選を目指す無所属前職に対し、自民、共産の両新人が対抗。改正公選法による区割り変更で新たに西郷村を編入した4区では、希望前職と前回比例復活当選した自民前職の3度目の対決に、共産、社民の両新人が絡んだ。5区は復興相の自民前職と、7月に比例東北で繰り上げ当選した希望前職が激突。共産、社民の新人も加わり舌戦を展開した。
比例東北、本県関係4人単独立候補
比例東北ブロック(定数13)には、県内5小選挙区の自民、希望、社民、維新の11候補が重複立候補。比例単独の本県関係では、公明党前職の真山祐一候補(36)、共産党新人の松井秀明候補(48)=郡山市出身、諸派・幸福実現党新人の矢内筆勝候補(56)=金山町出身、希望の党元職の宇佐美登候補(50)の4人が立候補している。
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