いわきFC、相馬下し準々決勝進出 天皇杯サッカー・福島県予選
サッカーの第21回県選手権大会・第96回天皇杯全日本選手権県代表決定戦第7日は24日、相馬市の相馬光陽サッカー場などで4回戦3試合が行われた。Jリーグ参入を目指すいわきFC(県社会人リーグ2部)は6―0で相馬サッカークラブ(東北社会人リーグ2部)を下し、準々決勝に駒を進めた。
いわきFCは前半30分、MF井原のクロスにFW菊池が右足で合わせて先制。前半を1―0で折り返した。後半6分、再び井原のクロスからFW平岡が胸でトラップしたボールを押し込み追加点。その後もDF住石のゴールなどで4点を加えた。
いわきFCは次戦の30日、福島市の十六沼公園サッカー場でFCプリメーロ(東北社会人リーグ1部)と対戦する。午前11時開始予定。
後半、次々と加点
いわきFC最年少の18歳が攻守の要として躍動した。守備的MFのボランチで先発した井原楓人は「チームのバランスを考えながらプレーすることを心掛けた」と振り返った。
普段は攻撃的MFを務めることが多いが、ボランチでの出場に「攻撃より守備。インターセプトでボールを奪う」と役割を自覚。中盤でのパスカットを狙い、相手の攻撃の芽を摘んだ。
高い位置での守備から攻撃につなげた。攻撃では「攻撃に変化をつける縦パスも狙った」と、FW菊池将太らの動きを見逃さず、ゴール前のスペースを狙った積極的なパスを何度も供給。前半30分には、相手の堅い守備を前に点を奪えずにいたチームの先制点を正確なクロスで演出するなど2アシストも記録した。
「試合の結果と内容にこだわり、JFL昇格を見据え、優勝を目指す」。18歳は力強く言い切った。
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