いわきFCが本格始動 2017年シーズンへ、今年初の全体練習

 
持久走などの全体練習に取り組む選手たち=17日、いわき市・いわきFCフィールド

 サッカーJリーグ参入を目指すいわきFCは17日、いわき市のいわきFCフィールドで今年初の全体練習を行い、2017年シーズンの開幕に向け、チームが本格始動した。

 今季からチームを率いる田村雄三新監督(34)の新体制下としても初の全体練習で、選手24人のほか、コーチや管理栄養士らチーム運営に関わる全スタッフも参加した。午後2時ごろから約3時半の練習メニューが組まれ、持久走や筋力、体幹の強化トレーニングなどに汗を流した。

 田村監督はグラウンドを巡回し、選手に「最後まで手を抜くな」などと積極的に声を掛けた。練習後、田村監督は「新加入の選手たちが思っていたよりも動いていた。雰囲気も良かった」と話し、選手の自主練習の成果などを評価した。

 GK堀江亮博選手(18)=尚志高3年、須賀川市出身=ら今季から新加入の選手も昨季の主力組に劣らず、サーキット練習などをこなした。堀江選手は「高いレベルの練習、選手の強さに刺激を受けた。驚きもあるが、GKとして1試合でも試合に出られるよう、努力したい」と研さんを誓った。

 練習前には全体ミーティングが行われ、大倉智総監督(47)や田村監督らが今季のチーム方針や戦術、練習法などを説明。大倉総監督は「100年続くクラブをつくる上で大事な1年になる」とチームの結束を呼び掛けた。