いわきFC、25日決勝戦 全国社会人サッカー福島県大会
第53回全国社会人サッカー選手権県大会は24日、いわき市のクレハ総合グランドで準決勝2試合が行われ、前大会優勝いわきFC(県社会人リーグ1部)はいわき古河FC(東北社会人リーグ2部)に6―0で勝利、決勝に駒を進めた。
いわきは前半開始早々にFW吉田知樹が浮き球をゴールし先制したが、その後いわき古河の慎重な守備に苦戦し、追加点がないまま前半を終えた。後半はMF片山紳が2度ヘディングシュートを決めるなど5得点し勝利した。
決勝は25日にいわきFCフィールドで行われ、いわきと、準決勝でグロリーズ福島(県社会人リーグ2部)を退けた相馬サッカークラブ(東北社会人リーグ2部)とが対戦する。午前11時キックオフ予定。
優勝チームは東北大会に出場、東北上位2チームは全国大会に進む。全国大会では上位進出で日本フットボールリーグ(JFL)への昇格を懸けた全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権が得られる。
2発の片山慢心なし
6―0。スコアで見れば快勝だが、いわきFCメンバーは試合終了後、そろって曇った表情を浮かべた。後半に2得点したMF片山紳は「見ている人が楽しめるプレーをしないと」と話した。
天皇杯全日本選手権でJ1コンサドーレ札幌を破ってから3日で迎えた試合。「(試合の)入りから全てが悪すぎた」。片山は「前半は0点」と、納得いかなかった一戦を振り返る。「シンプルなプレーで試合を進める」とのイメージで臨んだが、現実には不要なパス回しで好機を逸するなど、「自分たち自身で苦しい展開にしていた」と反省する。
本来FWだが、MFで出場した片山は「(前半は)フラストレーションがたまっていた」と明かす。
後半はポジションにこだわらず、自分の持ち味を出そうと、積極的に前戦でパスを受けた。前半0本だったシュート数は2本に増え、いずれもヘディングで相手ゴールを揺らした。「ちょっとすっきりした」という片山は「(試合に対する)意欲を維持することは、一人一人が意識すべきこと」と、厳しく語り、いわき古河戦で得た課題を解消し、決勝での躍動を誓った。
- いわきFC6発、熊本に大勝 先制ヘッドで勢い、新戦力の活躍光る
- 【試合結果】いわきFC-ロアッソ熊本 サッカーJ2
- 五十嵐聖己(尚志卒)の加入内定、いわきFC 特別指定選手に認定
- いわきFC、狙うは公式戦3連勝 17日、アウェーで熊本戦 J2
- ハーマー&ドリー2周年!3月24日ホーム山形戦でイベント
- いわきFC、2回戦進出 ルヴァン杯サッカー、FC大阪に2-0快勝
- 【試合結果】いわきFC-FC大阪戦 サッカー・ルヴァン杯
- サッカーで共に...復興の力へ 「3.11」 いわきFC選手ら黙とう
- 【2024新戦力】大迫 塁 MF 背番号23 / 抜群のパスセンス
- 倒れないサッカー体現 いわきFC、サポーターに届けた今季初勝利