「いわきFCパーク」15日全面オープン 浅草今半など新規5店舗

 
15日に全面オープンするいわきFCパーク

 いわき市常磐上湯長谷町釜ノ前に6月完成した国内初の商業施設複合型クラブハウス「いわきFCパーク」が15日、全面オープンする。サッカーJリーグ参入を目指すいわきFC(県社会人リーグ1部)を運営するいわきスポーツクラブ(大倉智社長)が掲げる「いわき市を東北一の都市にする」というビジョン発信地として、地域に「ワクワク」を生み出すシンボルが誕生する。

 同クラブのビジョンに共感した市、いわき商工会議所など6団体による官民一体の「夢・感動・未来づくり」共同宣言が9日に発表されたばかりで、同施設を中心にスポーツを通したまちづくりが動きだす。

 6月10日に先行オープンした4店舗に加え、牛肉一筋の老舗すき焼き店「浅草今半」(東京)や名古屋名物みそかつ店「矢場とん」など、同クラブの理念に共感した東北初出店の飲食店など5店舗が開業する。

 同施設は鉄骨3階建て延べ床面積4592平方メートル、チームカラーのKING(キング)レッドを基調としている。フィールド側はガラス張りで、レストランやジムからいわきFCの試合などが観戦できる。1階には、同クラブと福島民友新聞社が共同運営するプロモーションコーナーがある。

 いわきスポーツクラブは、15日午前9時30分から同施設でオープニングセレモニーを行い、いわきスポーツクラブの親会社「ドーム」の安田秀一会長、大倉智同クラブ社長が登壇する。同10時全店オープン。