内堀知事「地域とスポーツ盛り上げよう」 いわきFC支援示す

 
いわきFCパークなどを訪れ、選手と交流する内堀知事(右)=20日、いわきFCフィールド

 内堀雅雄知事は20日、サッカー県社会人リーグ1部のいわきFCを運営するいわき市のいわきスポーツクラブを初めて訪れた。地域一体で成長するクラブの取り組みに触れた内堀知事は「スポーツを通した地域活性化を感じた。パークを拠点にいわき全体が元気になっていくことを願っている」と共感し、支援していく姿勢を示した。

 県民が活動する現場を訪れる「チャレンジふくしま訪問」の一環。内堀知事は、15日に全面オープンした国内初の商業施設複合型クラブハウス「いわきFCパーク」に入る飲食店2店舗のいわき産食材を使った昼食を味わいながら、大倉智社長らからクラブの理念や構想などを聞いた。

 世界で活躍する人材育成を目的に2006(平成18)年のJFAアカデミー福島設立に関わった内堀知事は「学校スポーツの当たり前の基準を変えたい、エリートを育てたいという思いがあった」と当時を振り返った。専用グラウンド「いわきFCフィールド」では、選手に対し「(天皇杯は)最高のプレーだった。いわき市も県も応援していく。一緒に地域を、スポーツを盛り上げていこう」と激励。アカデミー福島出身の選手らと言葉を交わした。

 内堀知事は同日、小名浜まちづくり市民会議とフラのまち宣言推進委員会も訪れた。