燃える心...選手とサポーターつなぐ歌 いわきFC後押す応援歌
いわき市のいわきFCフィールドで2日初披露された、いわきFCの応援歌「WALK TO THE DREAM(夢に向かって歩こう)」。Jリーグ参入を目指すチームを後押しする魂のこもった楽曲の完成は、選手とサポーターをつなぐ大切な一曲となる。
「いわきや福島、そして東北の皆さんが一歩一歩着実に、未来に向かって進んでいくという思いを込めた」。応援歌を歌う歌手の加藤ミリヤさんは同日夜、いわきFCパークで開かれたクラブイベントで集まったサポーターらを前に、曲に込めた自身の思いを語った。
チームスローガンと同じ曲名。歌詞にも「燃える心」「赤い炎」などチームの躍動感を連想させるフレーズが並ぶ。チームを運営するいわきスポーツクラブによると、音楽とスポーツはつながっていることと、いわき市の明るい未来をイメージしたという。
スタンドと仮設ベンチが埋め尽くされ、立ち見客も出るほどの約1000人が来場したJ2王者の湘南ベルマーレとの練習試合会場。ハーフタイムに加藤ミリヤさんが登場し、熱唱した。曲の完成を待ち望んでいたサポーターの一人、同市の会社員、男性(51)は「音楽を通して『いわきFC』や『いわき』の名が日本や世界中に広まってもらいたい」。サポーターの中には高校生の姿もあり、いわき光洋高1年の女子生徒(15)は「かっこいい曲で、覚えやすい。一緒に来た友達と口ずさんだ」と興奮気味に話した。
「諦めないこと LET'S WALK TO THE DREAM」。曲中で繰り返されるチームスローガンにクラブの親会社「ドーム」の安田秀一会長は「心を込めて作ってもらった。歌詞の通りに夢に向かって歩んでいきたい」と述べた。
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