サッカー少年の能力『データ化』 いわきFC協力、けが予防も

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「データ化で選手のけがや発育を予測し、けが予防やトレーニングの最適化・効率化に結び付けたい」と話す斎田医師

 サッカーに取り組む子どもの体の特長や体力をデータ化し、けがの予防や競技力向上につなげる新プロジェクトがいわき市で始まった。いわきサッカー協会がサッカーの「いわきFC」を運営するいわきスポーツクラブ(同市)の協力を得て、市内の中学、高校生を対象にデータを測定し、日本代表やプロチームが活用するシステムと同様のデータベースを構築。選手の弱点の補強や長所を伸ばすための指導・育成に活用する。

 プロジェクトでは同協会理事でいわきFCのチームドクター斎田良知医師(42)=同市出身=が中心となり、いわきFCのトップチーム選手に採用している取り組みを中学、高校生の選手に広める。

 身体測定や上体起こし、懸垂、持久走などの体力テストを通して、太もも裏の筋肉の硬さや体脂肪、身体バランス、足首の硬さなどの詳細データを数値化。各所属チームでは練習の出欠や試合出場時間などを記録し、けがの総数や部位、練習時間、試合数などの情報を加え、ウェブ上のデータベースで管理する。選手本人や指導者が個人データやチーム別の平均値などを把握し、普段のトレーニングに反映させる。

 既に9月に市内のチームに所属する中学1年生約180人を対象にデータ測定を実施した。

 市内のサッカーチーム、リベルダード磐城の長岡芳明監督(40)は「けがの様子や自己申告で練習参加を判断しているが、データが多く集まれば選手起用やけがの管理にも活用できる」と期待する。

 10日は同市のいわきFCフィールドで高校1年生を対象にした測定を行う。「データを有効に活用することで選手人生を豊かにすることができる」と斎田医師。いわきサッカー協会の花田邦城会長(69)も「医学の面から子どもたちのサッカーを支え、プロを目指す人材を育てていきたい」と新プロジェクトに未来を託す。

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