サッカーフェスでいわきFC選手と交流 福島大学生が企画運営

 
いわきFCのFW平岡選手(手前右)とパス練習する参加者

 県内の中学、高校生を対象にしたサッカー教室「復興相双サッカーフェス2017」は10日、広野町サッカー場で開かれた。参加者はいわきFC選手らとの交流を通して自己の可能性と新たな目標を見つけた。

 被災地支援事業を展開する東京都、日本アスリート会議の主催。Jヴィレッジ(楢葉、広野町)が来夏の一部再開、2019年4月の全面再開が計画されていることから「県内サッカーを盛り上げていこう」と福島大の学生が企画運営に携わり、開催された。

 県内の中学生37人、ふたば未来学園高サッカー部員20人が参加。いわきFCのFW平岡将豪(JFAアカデミー福島出身)、FW吉田知樹(いわき市出身)、MF高橋大河(尚志高卒)ら選手、スタッフ計6人がコーチを務めた。細かくボールをつなぐパス練習をした後にミニゲームを行った。

 あだちJFC(二本松市)の佐藤玲央さん(13)=飯野中1年=は「いわきFCの選手のように滑らかなボールさばきと正確なキックができるようになりたい」と目標を話した。参加者はJヴィレッジを視察した。