【コラム】WALK TO THE DREAM-21 経営方法整理し深掘り

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 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆2017シーズン(下)

 前回はいわきFCのシーズンを振り返った。もう一つクラブ経営を振り返ると、民間主導の支援組織「スポーツによる人・まちづくり推進協議会」の設立など大きく前進した。会社(いわきスポーツクラブ)としては推進協を含めた動きをさらに具体化していきたい。

 「日本のフィジカルスタンダードを変える」などわれわれの三つのビジョンは具体的に動いているが、100年続くカルチャーづくりのためにいったん立ち止まり、これまでの取り組みが正しいかどうかも含めて整理する作業に入っている。

 実態に沿った形で気付いたことを加えたり、もう少し深掘りすることを目指している。例えば、いわきFCのスポンサーは増えているが、ファンクラブ会員は減ってしまった。認知度は上がっているのになぜ増えないのか。ファンクラブの仕組みか、メリットなのかといった理由をいろいろ考えて次の一手を打ちたい。

 いわきFCパークの運営も、当初の目標は達成して売り上げも出ているが、当然いろんな課題も出ている。当初は集まるか不安だったアスレチックアカデミーは、想定以上の200人ほどが参加しており、逆に指導者が足りない状況になった。選手を投入したりしているが、今後、実施日を増やすとか、ほかの地域でも展開するとか、経営のロードマップをしっかりと引き直す作業をしている。その中で、いわきだけでなく浜通り、さらには県全体のことも考えないといけないと思うようになってきた。

 推進協の4本柱のうち、市民の健康増進や人材育成、シティーセールス強化の三つに関わっていくことがいわきFCを応援してもらうことにつながる。推進協と連携して具体的なアドバイスをもらいながらしっかり前を向いていきたい。

 おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、一昨年12月から現職。48歳。

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