地元の希望や誇りに ドーム会長・CEOの安田秀一氏に聞く

 
いわき市久之浜町の復興状況を確かめた安田会長は「いわき市を、復興を先導できる地域にしたい」と思いを語った

 いわきスポーツクラブの親会社ドームの安田秀一会長・CEO(最高経営責任者)は11日、福島民友新聞社の取材に応じ、「いわき市を、復興を先導できる地域にしたい」と語った。

―震災から丸7年を迎えた

 「震災発生の翌週(2011年3月19日)に物資を車に積み込み、たどり着いたのが小名浜だった。今でも当時の記憶がよみがえり、じんとくる。この日を大事にして、未来につなげていきたい」

―本格始動3年目を迎えたいわきFCについて。

 「『いわきFCをつくってくれてありがとう』と地元の人に声を掛けてもらい、それだけで良かったと思った。選手は大きなやりがいと(人々の)思いを背負っている。地元の希望や誇りとなるチームにしたい」

―復興への思いを。

 「いわき市、福島県が復興の起点となって日本をより良くしていきたい。復興も発展も携わる人次第だと思う。われわれももっと頑張らなくてはいけない」