【コラム】WALK TO THE DREAM-25 スポーツで新しい価値

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 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆CSMO

 いわきFCと歩み始めて3年目。復興のシンボルとなるサッカークラブ運営という大きなビジョンに、周りがどんな反応をするか期待を膨らませた1年目。2年目で人脈を広め、いわきの生活も落ち着いてきた3年目。3月1日にドームの取締役執行役員になった。

 肩書はCSMO(チーフ・スポーツ・マーケティング・オフィサー)。いわきFC社長をしながら、スポーツマーケティング部でいわきFCを筆頭としたジャイアンツなどのチーム、個人400位のドームのアセットを一手に見ることになった。

 そもそもいわきFCは、ドームのスポーツマーケティングの中心にある。いわきFCでやることがほかのスポーツにも展開していくというスタンスだから、よりいわきFCの発展に何をすればいいか迅速に判断できる立場になったと考えると、すごくやりやすくなった。野球とかアメフトとか、いろいろなスポーツをみることで、いわきFCに生かせる部分がでてくる。

 巨人の高橋由伸監督が野球とサッカーの違いをどう思っているかとか、帝京大ラグビー部の岩出雅之監督からアドバイスをもらったりとか。ぼくたちは単なるサッカーチームを作ろうというのではなく、スポーツで新しい価値を生み出そうとしている。

 ほかのJリーグクラブとは違うことをやっているので、ぼくがこの立場で関わることは自分の視野が広がるし、いわきFCに還元できる。一番トップの人間の成長が止まったら、組織はそれまで。そういう意味では、すごく刺激的な日々を送っている。

 いわきFCは、いよいよ東北社会人2部に入っていく。少しずつ上のリーグが見えてきているので機運も高まっていくだろう。天皇杯も多くの人に期待されているし、CSMOの立場からも、今年の成果をしっかり見せられるように楽しみにしている。

おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、一昨年12月から現職。48歳。

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