【コラム】WALK TO THE DREAM-26 世界で戦える人材育成

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 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆アカデミーU18始動

 いわきFCアカデミーU―18(18歳以下)が始動した。いわき市をはじめ、県内、関東から集まった12人が高校入学と合わせてアカデミーでの生活を始めた。中学生世代(ジュニアユース)に加え高校生世代が誕生し、2020年にトップチームと育成カテゴリーのピラミッドが完成することになる。

 アカデミーでは「プロサッカー選手をつくる」ということをスローガンや目標にしていない。Jリーグはほとんどが青田買いで、Jクラブのアカデミーの選手を別のクラブが獲(と)るという構図が繰り返されている。こうした獲り合いの中では、子どもたちは成長しない。

 われわれの狙いは、世界で戦う優れた人材を育成すること。「スマートアスリート」を目指す男子には、語学、フィジカル、栄養、睡眠についてしっかり指導して、優れたコミュニケーション能力を持つアスリートに育てていく。

 アカデミーの選手が3年あるいは6年間、われわれと一緒に過ごす経験が、どんな場面でも将来必ず役立つようにかれらの青春時代をしっかり扱っていく。取り組んだ先には必ず結果が生まれる。

 やっていくのは、サッカーだけではない。運動能力向上やスポーツ万能の子どもを育てるいわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)の要素をアカデミーの選手育成にも取り入れていく。

 預かった子どもたちは、自分たちにとっては非常に大切な財産。選手一人一人がこれからのいわきの未来や将来を描くというストーリーを創っていく1人になってほしい。成功に欠かせない地元の高校とスポーツクラブ、行政との連携にも力を入れて、地域全体の刺激になるような仕組みを育てていきたい。

おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、一昨年12月から現職。48歳。

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