いわきFC、後半戦「好発進」 東北社会人リーグ2部南

 
【いわき―米沢】前半28分、左足を振り抜き2点目を決めるいわきFCのFW片山(左)=いわきFCフィールド

 東北社会人サッカーリーグ2部南は26日、いわき市のいわきFCフィールドなどで第10節4試合が行われ、いわきFCはFCパラフレンチ米沢(山形)に14―0で快勝し、開幕からの連勝を10に伸ばした。次戦は9月2日、福島市の十六沼公園サッカー場で行われる第11節の会津オリンパス戦。午前11時試合開始予定。

 チームの進化を感じさせるリーグ戦後半初戦の快勝だった。4月は4―0の勝利だったパラフレンチ米沢に44本のシュートを浴びせ14点を奪った。

 いわきの攻撃力を警戒し、引いて守る相手と対戦する機会が多いリーグ戦は体力に任せた突破が通用する場面は少ないため、相手の死角を突く動きができるかが得点の鍵となる。

 3ゴールを挙げたFW片山紳は「相手の位置を見て状況判断できた」とこの日のプレーを自己採点。チーム2点目となったゴールは相手DFがボールを持つFW菊池将太に気を取られ、広々と空いたゴール前に進路を切り、ゴールネットを揺らした。

 「考えてプレーすることで、パターンが増える」と片山。一人ひとりの判断力を高めることが、ゴール量産につながる。