いわきFC、無傷の17連勝V サッカー・東北社会人リーグ2部

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【大山―いわき】前半4分、いわきのDF菅谷政博〈14〉が先制のゴールを挙げる=山形県鶴岡市・櫛引総合運動公園

 サッカーのいわきFCは14日、山形県鶴岡市で東北社会人リーグ2部南の大山サッカークラブ(山形)戦に9―2で勝ち、リーグ優勝を決めた。いわきは来季同リーグ1部に昇格する。

 いわきは17勝0敗で1試合を残して優勝を決めた。来季はリーグ1部で優勝するか、全国社会人選手権で好成績を残せば日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けた全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの挑戦権が得られる。

 いわきFC、全社制覇へ弾み

 サッカーの東北社会人リーグ2部南を無傷の17連勝で制したいわきFC。1部昇格の喜び冷めやらぬまま、20日からは昨年、一昨年と苦杯をなめた全国社会人選手権大会(全社、茨城県)に臨む。リーグ戦よりさらに力のあるチームが参加する全社で、今季初となる"日本一"の称号に挑む。

 リーグ優勝にも浮かれることなく、いわきは次の舞台を見据える。全社は今季「日本一」を目指せる唯一の大会。元々、全社は日本フットボールリーグ(JFL)に飛び級で昇格するチャンスのある大会で、参加チームのレベルも高い。今大会からは規定の変更でJFL昇格にはつながらなくなったが、それでもチームは勝利を強く意識する。

 「(東北社会人リーグ1部昇格で)JFL昇格が可能になる来年に向けた前哨戦」と田村雄三監督。同選手権で2度敗退を経験し、悔しさを知る菊池将太(25)は「一人一人がやることをやれば、今年は優勝できる」と自信に満ちた表情で、雪辱を誓った。

 リーグ戦では圧倒的な攻撃力が光った。だが、県リーグから東北リーグに昇格した今季は失点も目立った。昨季の県リーグ1部は無失点で優勝。一方で、今季は僅差で辛勝する試合もあり、17試合で12失点した。

 対戦相手が変わることでチームの引き出しが増えた。菊池は「昨年はロングボール頼みの単調な攻撃が多かったが、細かいパスをつないで崩すことができるようになった」とチームの成長を感じている。守備を固める相手を崩すために、長短のパスを織り交ぜ、中央やサイドに広く展開する攻撃パターンを磨いてきた。Jリーグのチームなど格上の相手と毎週のように練習試合を組んでいることもレベルアップにつながっている。

 そして忘れてはいけないのがサポーターの存在。今季はチームが県外で戦うことが増えたが、現地には必ずサポーターの姿があった。14日のリーグ戦も優勝を見届けようと、いわき市をはじめ県内各地のサポーターが会場の山形県鶴岡市に集合。いわき市の飲食業、女性(24)は「優勝が懸かる試合を何としても見届けたい」と早朝に自宅を出発。試合では選手に90分間声援を送り続けた。「優勝の瞬間を見られてよかった」と、喜びを分かち合った。遠方の試合に駆け付けるサポーターが、チームをさらに強くする。

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