いわきFCエース・平岡3得点 東北社会人2部南優勝

 
【大山―いわき】前半36分、4点目のゴールを決めるいわきFCのMF平岡〈10〉=山形県鶴岡市・櫛引総合運動公園

 サッカーの東北社会人リーグ2部南は14日、いわきFCがリーグ17連勝で勝ち点51とし、優勝が確定した。

 首位のいわきは同日試合がなかった2位のFC.SENDAI(宮城)との勝ち点差を15に広げた。いわきが次戦で敗れ、SENDAIが残り4試合を全勝してもいわきの勝ち点が上回る。

 いわきは第23回県選手権大会・天皇杯JFA第98回全日本選手権県代表決定戦、第54回全国社会人選手権県大会、第54回全国社会人選手権大会東北予選会に続き今季4タイトル目。

 いわきは28日、いわき市のいわきFCフィールドで、中新田サッカークラブ(宮城)とのリーグ最終戦に臨む。午後1時試合開始予定。

 両サイドからの展開で猛攻を仕掛けたいわきFCが9点を奪って大山サッカークラブに快勝した。

 いわきは前半4分、ゴール前に詰めたDF菅谷がFW小枇からの浮き球のパスを頭で合わせ先制すると、その後もFW吉田篤やMF平岡が加点し、4点を挙げた。後半も攻撃の手を緩めず、5点を奪った。

 前半に守備の隙を突かれ2点を奪われたが、後半は相手の攻撃の起点をしっかりと抑え、シュート3本の無失点に封じた。

 いわきFCのMF平岡将豪は3得点を挙げ、チームの勝利とリーグ優勝に貢献した。

 「シュートを多く放てば、その分得点の確率が上がる」と、積極的にゴールを狙った。

 前半立て続けに2点を返され相手が勢いづく場面。平岡は冷静に戦況を読んでいた。「崩された形での失点ではない。自分はやるべきことをやる」と果敢にゴールを攻め続け、流れを引き寄せた。

 前半36分にゴール前の混戦から足元に入ったボールを振り抜いてこの日1点目を決めると、後半は仲間との連係から2得点を挙げた。

 20日には全国社会人選手権が開幕する。頼れるエースは「いつも通りの気持ちで臨むだけ。得点を決め貢献したい」と力強く誓った。