【コラム】WALK TO THE DREAM-31 今年を振り返る 

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 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆施設整備、地域と一体化

 いよいよ12月に入った。いわきスポーツクラブとして今年何ができたのかを振り返りたい。

 昨年発足した「スポーツによる人・まちづくり推進協議会」(会長・小野栄重いわき商工会議所会頭)が本格始動し、いわきFCを活動の中心に据えてくれたことが大きい。いわきドリームチャレンジなど既存のものも含め21件に上るイベントを開催できた。ファンクラブの数もシーズン前の千人から3200人に増え、いわきFCパークも無事1周年を迎えられた。

 「いわきFCアスリートステーション(仮称)」の建設にも着手した。いわき市が国の地方創生推進交付金を活用して進める「スポーツを軸とした地域創生推進事業」の一環として同パーク敷地内に整備する。来年2月に完成する予定だ。

 健康増進、スポーツ人材育成、観光振興、いわきFCの応援という同協議会の四つのタスク(事業課題)に基づき、より地域と一体化するためにさまざまなことにチャレンジできた年でもあった。さらに精度を高めていきたいと考えている。

 アカデミーも6学年そろった。基盤はできつつあり、メソッドづくりも年内に終わる。コーチなどの人数も増えており、順調にきている実感がある。

 クラブのビジョンを整理した。「スポーツを通じて社会価値を創造する」という概念の下、「いわき市を東北一の都市にする」というミッションを置き、「グローバルスタンダード」「エキサイトメント」というバリュー(行動規範)に乗っ取って活動を展開する。

 クラブ稼働3年目にして、ストラテジー(戦略)に明確な方向性を付けられたと考えている。来年は、これまでやってきたこと、今回整理できた部分それぞれの精度を高めてぶれずにやっていきたい。

 おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、一昨年12月から現職。49歳。