【コラム】WALK TO THE DREAM-34 アスリートの食事を追求

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 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆いわきFCステーション

 今年に入って、いわきFCクリニックといわきFCリカバリーステーションという地域のスポーツ医療への貢献を目指す施設を開所した。さらに、1日にはトップチームやアカデミーの選手たちへの食事提供を主眼とするいわきFCステーションも完成。15日にオープンする予定だ。

 クリニックとリカバリーステーションは既存のヘルスケアへの取り組みの一環として作った。子どもの肥満や大人の生活習慣病に対してわれわれにできることとして現在進めているヨガやランニングイベント、メタボ対策講座、栄養講座に「医療」が加わることで取り組みがパワーアップする。

 なにより、健康な体づくりに積極的に取り組むことで、増え続ける医療費の削減に寄与することができる。いわきスポーツクラブを立ち上げた時からの懸案でもあり、実現できてうれしく思っている。

 いわきFCステーションは基本的には選手が食事を取る場所だが、一般の人にも使ってもらえる場所にしていきたい。アスリートの食事というものの本質をしっかり追求し、フードスタンダードを変えていく。すでにアメリカのスポーツ界では「テーブルトレーニング」として食べることをトレーニングの一環として捉えている。これを、サッカー日本代表専属シェフである西芳照さんと一緒に進めていく。

 福島の食材を使うことで風評払拭(ふっしょく)の一助になればいいとも考えている。米はもちろんいわき市産の「いわきライキ」。ほかにも可能な限り地元食材を取り込んでいく。こういったことをソーシャルメディアなどで積極的に発信していきたい。一般の人の利用方法に関しては現在、クラブ内で検討を重ねている。イベント開催なども含め早期に情報を提供していきたい。

おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、一昨年12月から現職。49歳。