右サイドで起点、存在感放ったMF・金 パシフィックリムカップ

 
攻守に存在感を放ったいわきのMF金

 アジアと北中米のサッカークラブが頂点を争う国際大会「第2回パシフィックリムカップ2019」は8日(日本時間9日)、米ハワイ州ホノルルのアロハスタジアムで準決勝2試合が行われ、いわきFC(東北社会人1部)は米国・カナダのプロリーグMLS(メジャーリーグサッカー)のレアル・ソルトレークに1―2で敗れた。

 右サイドで攻守の起点となったMF金大生は「プレスがうまくはまった。あとはシュートの精度」と冷静にプレーを分析した。

 米国など各国の代表クラスの選手を相手にうまく体を寄せて、ボールを奪取するなどチームにリズムをもたらした。前半28分にはゴール前でシュートを放ったが、相手GKの好守に阻まれた。持ち味の体を張ったプレーに相手選手から厳しい言葉も浴びせられたが、金の闘志あふれる姿に観客からは大きな声援が送られた。「サポーターが興奮するような試合ができてよかった」と笑みがこぼれた。