いわきFC、準決勝へ 天皇杯サッカー福島県予選
天皇杯出場を懸けた第24回県サッカー選手権大会・天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権県代表決定戦は4日、いわき市のいわきFCフィールドなどで準々決勝2試合が行われた。
大会2連覇中で、準々決勝から登場のいわきFC(東北社会人リーグ1部)は福島大(東北大学リーグ2部)に2―0で快勝。もう一試合は、東日本国際大(同1部)がバンディッツいわき(東北社会人リーグ2部南)を5―0で破り、準決勝進出を決めた。
両チームが戦う準決勝は5日午後1時から、同フィールドで行われる。
◆「攻撃の要」平岡が先制
いわきの公式戦での「令和」初ゴールは、所属4季目となる攻撃の要の一発だった。FW平岡将豪が前半、MF久永翼のクロスに頭でぴたりと合わせ、突き刺した。「DFの隙を突けた」とゴールを振り返った。
チーム本格始動当時を知る数少ないメンバー。昨季以上に中心選手としての立場を意識する。「攻めの起点として、仲間とのコンビネーションを生かす」。この日は前線から積極的にプレスを仕掛け、積極的な指示を出した。もちろん好機を逃さず、ストライカーとしての役割も果たした。
ピッチ外では若い10代の選手らを食事に誘うなど、若手が遠慮せずにプレーできるチーム環境づくりを心掛ける。「年下の選手が多いからこそ、下の世代と意思疎通をすることが大切」と話す。
ただ「ボールを失ったときの切り替えなど、もっと積極的に動かないといけない」と自身の課題も再確認。当面の目標である日本フットボールリーグ(JFL)昇格に向け、「攻撃面などをさらにすり合わせて行きたい」とさらなるチーム力向上を誓う。
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