天皇杯・25日初戦『いわき旋風』再来へ 1回戦・仙台大と対戦

 
3年連続3度目の天皇杯本戦を前に、士気を高めるいわきFCの選手たち

 サッカーのいわきFC(東北社会人リーグ1部)は25日、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで行われる第99回天皇杯JFA全日本選手権1回戦で仙台大(宮城県代表、東北大学リーグ1部)と対戦する。午後1時試合開始。3年連続3度目の出場となるいわきは昨年、初戦で同じ宮城県代表のソニー仙台FC(日本フットボールリーグ)に敗れており、選手たちは「今年こそ勝ち進み、いわきの名をとどろかせたい」と意気込む。

 「2年連続で宮城県代表に負けるわけにはいかない」。MF平沢俊輔主将(25)は闘志を燃やす。けが人が続出する中で迎えた12日の県代表決定戦でDFを務めた平沢主将は、福島ユナイテッドFC(J3)を無失点に抑える対応力を見せた。仙台大には4月の練習試合で1―7で敗れているだけに、「陣形をコンパクトに保って失点を防ぐ」と気を引き締める。

 攻撃面では、青森山田高で全国高校選手権を制したMFバスケス・バイロン選手(19)らが攻撃の軸として活躍するなど、新加入の選手が存在感を放っている。「大物食いを起こせるように結果を残したい」とバイロン選手。J1札幌を倒した2017(平成29)年以来の「いわき旋風」を巻き起こすため、まずは初戦突破を狙う。