いわきFC逆転負け、「守備に隙」後半3失点 天皇杯1回戦

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【いわき―仙台大】先制点を決めるなどの活躍を見せたMF金=25日、福島市・とうほう・みんなのスタジアム

 サッカーの第99回天皇杯JFA全日本選手権大会は25日、開幕した。本県代表のいわきFC(東北社会人リーグ1部)は、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで宮城県代表の仙台大(東北大学リーグ1部)と対戦、2―3で逆転負けし、2017(平成29)年以来の初戦突破を逃した。

 前半の好調ぶりがうそのような、まさかの後半3失点。「素直に悔しい。サイドを崩して、追加点を奪うはずだったのに...」。前半15分、得意のドリブルから左足を振り抜き、相手DFの股を通す技ありの先制弾を放ったいわきのMF金大生(キムデセン)は声を落とした。

 4月の練習試合で1―7で大敗を喫した相手。「2度は負けない」と雪辱を誓った一戦で、いわきは持ち前の体の強さや運動量、速さが目立った。最前線から圧力をかけ、多彩なサイド攻撃や守備陣の好連携が機能するなど前半は隙を見せなかった。

 「後半は守備に隙があった」と唇をかんだMF金。いわきの運動量は後半も落ちず、仙台大を苦しませた。ただ、仙台大は後半、試合のペースを握ろうとボールを回し、こぼれ球を奪ったり、ロングボールを放り込む場面が増えた。決勝点を決めた仙台大のFW岩渕弘人は「いわき守備陣の最終ラインが高いので裏を狙っていた」と試合巧者ぶりを語った。

 仙台大の一瞬の隙をつく突破が、いわきの失点につながった。いわきのMF日高大は「仙台大には裏を狙う攻撃しかなく、もっと警戒すべきだった」と冷静にみた。いわきは狙った試合運びはできたが、あと一歩に欠け、仙台大に再び苦杯をなめさせられた。