いわきFC初戦14発 全国社会人サッカー東北予選開幕

 
【いわきFC―FCパラフレンチ米沢】後半、相手DFの裏に抜け出し、シュートを放ついわきのFWバイロン(右から2人目)=山形県・鶴岡市小真木原運動公園陸上競技場

 サッカーの第55回全国社会人選手権大会東北予選会は27日、山形県の鶴岡市小真木原運動公園陸上競技場などで開幕、1回戦7試合を行った。

 福島県代表で4年連続の全国出場を目指すいわきFC(いわき市、東北社会人リーグ1部)はFCパラフレンチ米沢(山形県代表)と対戦、14―0で快勝した。

 このほか県勢は、本県代表のクレハサッカー部(いわき市)が富士クラブ2003(岩手県、東北社会人リーグ1部)に0―3、FCプリメーロ(郡山市、東北社会人リーグ1部)がFC Sendai university(宮城県代表)に1―7で敗れた。

 予選会には東北各県の県大会優勝と東北社会人リーグ1部所属の計16チームが出場。8チームずつに分かれ、トーナメントで東北代表2チームを決める。海上自衛隊八戸(青森県代表)は棄権した。

 代表チームは、10月12日から鹿児島県霧島市などで開かれる全国大会への出場権を得る。

 いわきFCは28日、小真木原運動公園陸上競技場で行われる準決勝でFCガンジュ岩手(東北リーグ1部)と対戦。

 大量14点を奪い、隙のない攻撃を見せたいわきFCが完封勝利を収めた。

 前半1分、FW小野瀬が先制点を決めると、FWバイロン、MF金を中心に右サイドを崩し、さらに5点を奪って折り返した。後半は5人を入れ替え、攻守のリズムを変えるとFW赤星の4得点を含む計8点を奪い、最後までペースを渡さなかった。