【動画】「踊屋台」復活の巡行 福島の"復興のシンボル"

 

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 約半世紀ぶりに復活した福島市の「踊(おどり)屋台」を使った記念巡行は24日、同市の中心市街地で行われ、沿道の市民に美しく修繕された屋台を披露した。

 市内22小学校の児童約100人が参加して屋台を引き、舟場町の宝積寺から福島稲荷神社までの往復約2キロを練り歩いた。着物姿の子どもたちが屋台の2階部分でかわいらしい舞踊を披露。屋台を引く際には「やーれ、やれ、やーれ」の掛け声が通りに響いた。

 屋台は1956(昭和31)年9月の建造で、高さ約4.5メートル、幅約3.5メートル。2階建ての屋台は市内唯一という。福島踊屋台伝承会(遠藤一理事長)が2012年、使用せず保管されていた屋台を譲り受け、地域振興と復興のシンボルとして復活させた。