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野口英世アフリカ賞、初代受賞者2人決まる

 本県が生んだ世界の医聖野口英世博士の志を受け継ぎ、アフリカの疾病対策に顕著な功績を挙げる研究者らを顕彰する政府の「野口英世アフリカ賞」の受賞者が26日、発表された。医学研究部門は、マラリア研究に貢献している英国のブライアン・グリーンウッド博士、医療活動部門は、農村部での医療サービスに尽力しているケニアのミリアム・ウェレ博士。表彰式は5月28日、アフリカ各国首脳が出席して横浜市で開かれるアフリカ開発会議(TICAD)の席上行われ、2人にはそれぞれ賞金1億円が贈られる。
 医学研究部門のグリーンウッド博士は現在、ロンドン熱帯医学研究所臨床熱帯医学教授。30年以上にわたってアフリカの現場に密着、年間100万人の命が奪われるというマラリアについて、免疫や病原体の側面からの解明に貢献した。特に、殺虫剤を染み込ませた蚊帳の効用を証明した。
 乳幼児が死亡するマラリア以外の感染症研究でも先駆者とされる。現地の人々との交流も深めており、現場に密着した野口博士と同様の研究姿勢が高く評価された。
 医療活動部門のウェレ博士は、ケニアの慈善団体「ウジマ財団」の共同創設者で保健問題研究家。40年間にわたって農村部を中心にアフリカの人々の健康と福祉の増進に貢献した。
 アフリカの文化ではタブーとされる公衆トイレを継続的に設置、子どもたちを小グループに分けて予防接種に連れて行くことで、乳幼児接種率を大幅に引き上げた。エイズ、結核、マラリアに関するアフリカ首脳会議の保健問題アドバイザーとして、大陸全土に影響を与えている。
(2008年3月27日 福島民友ニュース)

 

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