楢葉町長選当選の松本氏、「中間貯蔵」政府案反対
町のほとんどが東京電力福島第1原発事故に伴う警戒区域に指定され、全町避難の中で行われた楢葉町長選。勝利した松本幸英氏は中間貯蔵施設について「時間のかかる問題で、慎重に協議すべき」と含みを持たせつつ政府案の町内設置には反対の姿勢を示している。現職の草野孝町長は「設置は仕方なし」という立場で政府方針に理解を示していたが、リーダー交代により政府側は再度、調整を迫られることとなる。
新町長に就任する松本氏は選挙戦での訴えで、町外から高い放射線量の土などが持ち込まれる可能性がある政府案に強く反対。一方で「楢葉のものは楢葉で保管すべき」とし、除染で生じる土などを保管する施設を中間貯蔵施設の代替施設として町内に設置する考えも持っている。
政府側からすれば、絶対反対の候補が接戦とはいえ敗れたことから、ハードルは幾分低くなったとも言える。松本氏は、双葉郡8町村・県と国とによる話し合いの場で「自分の町のみ」という考え方をどこまで主張できるか、また、慎重・反対意見が根強い町民の中で、政府との協議にどう臨んでいくか、当面する課題の対応で早くも手腕が問われそうだ。
(2012年4月16日 福島民友ニュース)
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