「福島県戻り医療貢献」 川内で夏の成人式、古内さん誓いの言葉

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誓いの言葉を述べる古内さん(右)

 原発事故による避難指示が6月に全て解除された川内村で15日、浜通りでは唯一となる夏の成人式が行われた。新成人29人のうち21人が式に臨み、旧友との再会を喜び合い、古里再生への思いを新たにした。

 「診療放射線技師になって福島に帰り、地域医療に貢献したい」。代表で誓いの言葉を述べた古内宏幸さん(20)は目標を語った。

 震災当時は川内中2年。県内外への避難を経験後、郡山市で授業を再開した同校に戻り、いわき市の双葉高サテライト校に進んだ。進路を決めたきっかけは原発事故後に受診した甲状腺検査だった。医療関係の仕事に興味を持ち、現在は愛知県の専門学校で学ぶ。帰省して久しぶりに村の風景を見て「安心した。古里はいいなと改めて思った」。

 中学時代の仲間との再会は高校1年以来。それぞれの進路で夢を追う旧友に刺激を受けた。「専門学校卒業まであと1年半、もっと勉強を頑張ろう」。夢をかなえたい思いが強くなった。

 式では、遠藤雄幸村長が代表で郡山女子大短期大学部2年の坪井つなみさん(19)に成人証書を手渡した。遠藤村長は「たくましく新たな可能性にチャレンジしてほしい」とエールを送った。

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