南相馬産米で地酒、農業復興をPR 地酒生産推進協議会設立

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南相馬市産米の地酒で地域の魅力や農業復興のPRなどを目指す協議会の設立総会

 南相馬市産米を原料とした地酒造りを通じて地域ブランド産品の開発や製造を進めるとともに、同市の農業の復興をPRしようと、同市などは18日、「南相馬地酒生産推進協議会」を設立した。同日、同市役所で設立総会を開いた。

 市内では本年度約1700ヘクタールで稲の作付けが行われているが、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故前の水準には程遠い。同市で地酒の原材料となるコメを生産・収穫することで、農業再興の起爆剤としたい考え。

 地酒の醸造に使うコメの品種は「夢の香」で、市内では0.6ヘクタールが作付けされた。市によると、大和川酒造店(喜多方市)が醸造を担い、720ミリリットル瓶で1500本程度の生産を見込んでいる。

 協議会は生産農家や小売組合、飲食業組合、旅館ホテル組合や市などで構成。地酒の生産数量の調整や商標・パッケージデザインの検討、製造種類の検討、消費者との交流イベントの企画・運営などに取り組む。地酒は市内の小売店で販売するほか、市内のホテルや旅館、飲食店で提供される。また、市外のPR活動にも活用される。

 総会では桜井勝延市長らがあいさつ。議事では役員を選出。事業計画では、地酒が来年3月に完成することから、同月に消費者との交流を目的とした新酒発表会を開催することを決めた。また、新たな地酒の名称の選考についても協議、コンセプトやインパクトなどの選考基準に従い、名称候補を「御本陣(ごほんじん)」「旗印(はたしるし)」「騎馬武者」の順位で選定した。今後、商標の登録状況から、正式名称を決定する。

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