台風9号...帰宅の足を直撃 在来線運休「これから歩いて帰る」

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列車の運転見合わせを知らせる貼り紙を見る利用客=22日午後6時10分ごろ、JR福島駅

 本県を通過した台風9号の影響で、県内では列車など交通機関の運転見合わせが相次いだほか、一部で国道、県道などが通行止めとなった。

 JR東日本福島支店によると、22日午後に運休したのは東北線、山形新幹線、奥羽線、磐越西線、磐越東線、只見線で、県内では上下線計206本で、乗客約3万8000人に影響があった。

 道路は、いわき市や鮫川村、南会津町など県の南部を中心に大雨や倒木の影響で通行止めとなる区間があった。強風の影響で倒木や飛来物が電線に接触し、22日午後9時現在で、浜通りや県南地方を中心に延べ約9700戸が停電した。

 相馬双葉漁協の組合員らは22日までに、相次ぐ台風の影響を踏まえ、今週の相双沖での試験操業を全て中止することを決めた。

 台風接近に備え、福島市町庭坂の果樹農家保科正之さん(69)方のナシ畑では、最盛期を迎えた「幸水」の収穫作業を進めた。

 福島市のJR福島駅では22日午後、在来線の運休で困惑する通勤客の姿が見られた。南福島駅から東北線で通勤している同市、会社員新藤修さん(40)は「運休かもしれないと思いながら駅に来てみたが案の定運休だった。これから1時間かけて歩いて帰る」とため息をついた。山形県米沢市から通勤している県職員江口秀則さん(48)は「米沢に帰るにも代わりの交通手段がない」と頭を抱えた。

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